欧米経済の減速懸念を受けた世界的な株安の連鎖が止まらない。
5日の東京株式市場は、前日の欧米での株価急落を受けて全面安の展開となり、日経平均株価(225種)の終値は、前日比359円30銭(3・72%)安の9299円88銭と、約4か月半ぶりの安値をつけた。アジアの主要株価指数も大幅安で、5日の欧州市場も下落している。ドル売り圧力は強く、円高・株安の局面が続いている。
5日の日経平均株価の値下がり幅は一時、395円に達した。4日に政府・日本銀行が円売り介入と追加金融緩和に踏み切ったにもかかわらず、円高基調が再び強まったことで、輸出企業を中心に東証1部上場銘柄の94%が値下がりした。このうち、ソニーやTDKなど84銘柄が今年の最安値を更新した。
アジアでも、韓国の総合株価指数(KOSPI)が前日比3・7%安、香港のハンセン指数が4・29%安と、軒並み値下がりした。
(2011年8月5日21時37分 読売新聞)
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