Thursday, August 4, 2011

松田選手急死なぜ、激しい運動で動脈硬化進行か


松田選手急死なぜ、激しい運動で動脈硬化進行か
Aug 4th 2011, 12:52
サッカー元日本代表で日本フットボールリーグ(JFL)松本山雅FCの松田直樹選手(34)が4日午後、亡くなった。
松本山雅FCのチームドクターで、信州大病院の百瀬能成医師によると、JFLにはメディカルチェックの規定はないが、同FCではJリーグの規定に沿って、血液検査、心電図、負荷心電図、頭部と胸部のCT(コンピューター断層撮影)などの検査を実施している。今年1月に松田選手も検査を受けたが、異常はなかったという。
「本人はたばこも吸わず、通常の生活をしていた。当日の気候・気温を考慮しても脱水症状は考えにくい」と首をかしげる。
心筋梗塞は、心臓に栄養や酸素を送る血管が詰まる病気で、通常は高血圧や高脂血症、糖尿病、肥満、喫煙などが原因で起き、40~50代以降で発症する。
松田選手の場合は、このいずれにも該当せず、榊原記念病院の伊東春樹副院長(循環器内科)は、「珍しいケース」と話す。
ただ、伊東副院長は「激しい運動をすると、動脈硬化を進行させることもある」と指摘する。激しい運動を行うには、体内に多くの酸素を取り込む必要がある。そのうちの数%が有害な活性酸素という物質に変化し、血管の内側の細胞を傷つけ、血液に含まれる脂質などが血管内に入り込むと、動脈硬化の原因になることもあるという。
(2011年8月4日21時52分  読売新聞)
◇J1、J2の日程・結果、順位、個人成績 ◇スポーツ写真 ◇サッカー写真特集

No comments:

Post a Comment