Sunday, July 31, 2011

福島第2原発:4号機排気筒で空気漏れ 未明の地震影響か


福島第2原発:4号機排気筒で空気漏れ 未明の地震影響か
Jul 31st 2011, 11:29
31日未明の地震の影響とみられる空気漏れが発見された東京電力福島第2原発4号機の排気筒の根元部分=2011年7月31日撮影、東京電力提供
31日未明の地震の影響とみられる空気漏れが発見された東京電力福島第2原発4号機の排気筒の根元部分=2011年7月31日撮影、東京電力提供
東京電力は31日、福島県沖を震源とする同日未明の地震の影響とみられる不具合が福島第2原発で起きたと発表した。
地震による被害を調べていた職員が午前6時半ごろ、4号機(冷温停止中)の排気筒の根元の部分から空気が漏れているのを発見した。東電によると、6月7日にも同じ場所で空気漏れがあり、修理した4カ所のうち1カ所の補修材が揺れの影響ではがれたとみられる。不具合による放射性物質の放出はないとしている。
福島第1原発では地震による異常は確認されなかったが、2件の水漏れが発生した。
31日午前10時50分、汚染水浄化システムの塩分除去装置から、処理後の高濃度の塩水を一時貯留タンクに送り込む塩化ビニール製ホースから水が漏れているのを作業員が発見。ホースを交換し、午後3時ごろ運転を再開した。除染後の水のため、放射線量は低いという。
また、外部からの注水で冷却中の4号機使用済み核燃料プールで午前8時10分ごろ、注水用のホースの一部から水漏れが発生。注水を一時停止してホースを交換した。
一方、東電は同日、同プールを安定的に冷やすための仮設の冷却装置の稼働を開始した。開始時に86度だったプールの水温を、1カ月かけて55度まで下げる計画という。【鳥井真平】

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