ホンダが1日発表した2011年4~6月期連結決算は、主力の四輪車事業で、東日本大震災にともなう半導体(マイコン)不足が響き、大幅な減収減益となった。
売上高は、前年同期比27・4%減の1兆7145億円、本業のもうけを示す営業利益は、同90・4%減の225億円、税引き後利益は、同88・3%減の317億円だった。
震災時にマイコンの在庫が十分でなかったため、減産が深刻になった。ただ、部品調達網が復旧してきたことから、2012年3月期の通期見通しを上方修正し、減収減益幅を縮小した。
通期見通しは、6月時点より、売上高を4000億円増の8兆7000億円、営業利益を700億円増の2700億円、税引き後利益を350億円増の2300億円に、それぞれ引き上げた。ただ、依然として減収減益の見通しだ。
(2011年8月1日19時16分 読売新聞)
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