サッカーのＪリーグ１部（Ｊ１）は３１日、１９節の残り３試合が行われ、名古屋が後半に玉田、藤本、ケネディの３ゴールを集めて福岡を降し、５連勝。勝ち点を３６に伸ばし、３位をキープした。柏と仙台は互いに決定力を欠き、スコアレスドロー。柏は２位を維持。仙台は７試合白星なし。鹿島はセ大阪に逆転勝ちで連敗を２で止めた。
互いに得点こそ入らなかったが、攻守がめまぐるしく入れ替わる好ゲームだった。
◇柏－仙台 勝ち点１分け合う
４日前にナビスコ杯で顔を合わせたばかりの両者。７月だけで公式戦３度目の対戦となれば、勝手を知り尽くしているのだろう。柏は仙台の速攻を封じ、仙台は柏の縦パスを徹底してケアする。それでも柏は小気味よいパス回しを続けて何度もゴール前に迫り、かたや仙台もセットプレーから反撃する。最後まで足を止めず、勝ち点１を分け合った。
結果的に、柏にとっては首位の横浜マを追い上げる上で痛い引き分けではある。仙台もこれでリーグ戦で７試合も白星から遠ざかり、５試合連続の無得点となった。しかし、悲観する内容ではない。両チームのサポーターが温かく選手を迎えたことも、それを証明している。【江連能弘】
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